「初心者が初めるのならどっちから?」「スキーとスノボ、初心者にとってはどっちが難易度が低いの?」という質問をよく耳にします。
その方が実際に何をしたいのか、運動経験の有無によって異なりますが、今回は「運動をあまりしていない方が、友達と一緒に雪の上をこけずに滑りたい」という目標を仮定した、私なりの見解をお伝えいたします。
スキーとスノボ難易度を徹底比較!
スキーのメリット
(1)バランスがとりやすい。
板を片足ずつ装着し、手にはストックを持つので両手両足でバランスがとりやすい。
(2)安全面が高い。
転倒した時に、スキー板と足が簡単に離れるので転倒しても大けがしにくい。
(3)真正面に向かって進む
スキーは進行方向に対して、体を真正面に向けます。リフトの乗り降りがしやすく、転んだときにも受け身がとりやすいです。
(4)止まっていても立っているのが楽。
両手両足でバランスが取れるので、立ちやすいです。
スキーのデメリット
(1)ブーツが固く重いので、歩きにくい。
スキーのブーツは、ビンディングとカチッとはまる構造になっており硬い素材になっています。そのためスノボのブーツと比べて動きに多少の制限があり歩きにくいです。
(2)道具が多い。
スキーのメリットの理由でもあり、デメリットでもあります。
両手両足に道具を装着するため、必然的にスノボよりも道具が多くなります。
(3)両手両足を動かさないといけない。
バランスをとるために両手両足を使うので、滑っているときに板が重なったり、左右を均等にバランスがとりづらいです。
スノボのメリット
(1)道具が少ない。
滑るために必要なのは板一枚なので、道具が少なくて済みます。
(2)ブーツが柔らかく、歩きやすい。
スノボのブーツは、スキーブーツとは違い可動性が高く柔らかい素材の為歩きやすいです。
スノボのデメリット
(1)止まった状態で立っているのが難しい。
スノボは板1枚の上に立っている状態なので、立ち止まることが難しいです。
(2)バランスがとりづらいので、立ち上がるのも難しい。
最初はバランスをとるのが難しく、誰かに支えてもらいながらじゃないと立つことすら難しいです。
(3)怪我をしやすい。
スノボは進行方向に対して、体を横に向けます。
その為、転倒しやすくリフトの乗り降りもしにくいです。また、転倒した時にスキーとは違い、板とブーツが外れないので大怪我をすることもあります。
スキーとスノボ難易度を徹底比較!【まとめ】
スキーとスノボ、どちらにもメリット・デメリットがありますが安全に滑るだけであればスキーの方が難易度が低くお勧めです。
スキーは止まった状態でも立ちやすく、足を八の字にして滑るボーゲンであればすぐに習得できますので「友達と一緒に雪の上をこけずに滑りたい」という目標であれば楽にクリアできると思います。
それ以上の上達を望む場合は、スキーやストックの扱いが難しいので難易度が上がってきます。
逆に、スノボは立つ・滑るまでの難易度は高いのですが、立って少し滑れるようになってしまえば、比較的簡単に滑れるようになります。
サーフィンやスケボーをした経験のある方だと、バランスのとり方に慣れておりスキーの方が難易度が高いという方もいます。
今、私はスノボをすることが多いですが、一緒に滑る相手に合わせてスキーをすることもあります。
友達の子供をビデオカメラで撮影しながら滑ることもあるので、その時にはスキーは最適です。スキーは道具が多くて両手両足に意識が集中しがちなので、私はストック無しで練習しました。アイススケートやインラインスケートみたいなイメージでした。
スノボを使って簡単な撮影もできますが、こけやすくなってしまうので撮影するときはスキーを使います。
滑れるようになれば、更にスキーのほうがこけにくいのでスキー・スノボのメリット・デメリットを比較し、自分のやりたいウィンタースポーツを楽しんでください。