初めて飯盒を買ったときに蓋を開けると中ぶたがあるのですが、使ったことがない人は皿代わりにしか使わない人もいると思います。
確かに使い方は間違ってはいませんが皿以外にも大事な使い方があるのを知っていますか?
なので今回は飯盒の中ぶたの正しい使い方について書いていきたいと思います。
飯盒とは
飯盒とはもともと欧米の軍隊が食料を携帯するために開発されたものであり、日本では野戦用の調理器具として改良され、野外炊飯用として定着している。
一般では飯盒の形はそら豆のような形になっていますが、その理由はリュックに付けた際凹んでいる部分が体にフィットして邪魔にならなくするためにそらまめ型になったと言われています。
今では誰でも使いやすいようにアルミ製が作られ、低価格で軽い物が増えてきています。
飯盒の中ぶたの使い方は?
実は飯盒の中ぶたは米を炊く際に3合までなら中ぶたをすることで、圧力が高められ水の沸点が高くなり、しっかりと加熱されるため美味しく炊き上げることができますが、4合以上となると米が膨らんだ際中ぶたまで届いてしまうため中ぶたは外すようにしてください。
さらに米だけでなく中ぶたを使うことで蒸し料理もできます。
本体に水を入れて中ぶたにシューマイや餃子などを入れ、ふたをしておくと水が蒸発し上に登るので、中ぶたに入っている食材が蒸されるのです。
更に一度に料理をしたい方は本体は米を炊いて中蓋には冷凍ハンバーグや餃子など蒸しながら米を炊くことができます。
なので中ぶたは皿代わりでなく、米を炊くために圧力をかけるためや、蒸し料理などたくさんのことにも使えます。
飯盒にはたくさんの使い方がある!
飯盒には上記で書いた米を炊く以外にもたくさんの使い方がありますので紹介していきます!
飯盒でピザが焼ける!
飯盒は火に強いアルミタイプの物を使います。
ふたと中ぶたを外し横に倒して下の部分にアルミを敷いてピザを上に置くだけ!
あとは焼けるのを待つだけで完成!
飯盒の中が火の熱で温められてオーブンのように全体に熱が通りやすくピザがふっくらと焼き上げられるのでやってみてください。
実は中ぶたでも米を炊くことができる!
本体で煮込み料理を作り中ぶたには米と水を入れ、蓋を締めるだけ。
それだけで本体ではメインのおかずを、中ぶたでは主食を作ることができるので、荷物も減り、時間も短縮されるのでぜひやってみてください。
飯盒でマフィンも作れる!
マフィンの生地を作り器に入れます。
飯盒は底にアルミを敷き、マフィンを入れて中ぶたでしめます。
焚き火台に飯盒を置き、中ぶたには炭をおいて下からだけでなく、上からも熱が来るようにすることでマフィンの底が焦げなくするための対策にもなります。
このように飯盒だけでもたくさんの使い方があるのです。
飯盒にはいろんな種類がある
飯盒は一般的には丸い形の物がよく知られていますが、実は形は一緒ですが機能が違うものもあるのです。
みんな知っている丸形飯盒
鍋のような円柱形なので熱が均等に伝わりやすく底も円形なので火のムラも少ないのがメリット担っています。
そら豆のような形兵式飯盒
兵式飯盒はその名の通り軍隊が装備品として使用していたものです。
リュックやベルトにフィットし持ち運びがしやすいのがメリットです。
角型飯盒は今で言うメスティン
メスティンはもともとは角型飯盒と言われており、他の飯盒に比べて小型なのでソロキャンパーに人気で、様々な使い方ができ、熱伝導率も高く均一に火を通すことができます。
あまり知られていないタンブラータイプの飯盒
スープや汁物などを作りたいなら深みのあるタンプラータイプがあります。
ケトルとして使用も可能で、取手は折りたたむことができますのでコンパクトに収納できます。
飯盒にも色んなタイプがあり自分の好みを探すのも楽しいと思います。
飯盒の中ぶたの使い方【まとめ】
飯盒にも様々なタイプが有り、使い方もたくさんあります。
実際飯盒の中ぶたも蒸し料理など使い方があり、蒸し料理の他にもたくさんの使用用途がありますのでぜひ考えて試してみてください!
ここまで読んでいただきありがとうございました。