缶詰ってすごいですよね。
すでに味付けもされているので冷めたままでも食べれるし、温めてから食べるのも美味しいですよね。
それにキャンプ中は料理がめんどくさいって人にとっても缶詰があれば少しの工夫と、調理をするだけで満足のいく料理ができます。
何よりもいろいろな種類があり、焼き鳥、ベーコン、魚、カレー、といちいち作らなくてもほとんどが揃ってるのが魅力的です。
それにキャンプで缶詰を温めるとき動画や漫画みたいに直火で温めたいですよね。
そのほうが見た目かっこいいし、洗い物が減る、いちいち容器に移さなくてもそのまま食べられる、ほとんどの人は缶を直火で温めようとしますが、実はそれは危険な行為なのです!
その危険性と対応を書いていきますので最後までお付き合いください。
缶詰を直火で温める危険な理由
なぜ缶詰を直視で炙るのが危険なことなのか。
2.高温になり火傷の危険性がある。
3.缶の内側のコーティングが溶けてしまう。
主にこの3つの危険性があるのです。
1は蓋を開けて温めればいいのですがすぐに沸騰してしまい、吹きこぼれてしまいます。
その吹きこぼれにより、バーナーなどの汚れや錆の原因となり、下手をすれば壊れてしまいます。
2は缶詰が金属なので全体がすぐに熱くなってしまい1のように吹きこぼれたときに手で触れてしまうと大やけどになってしまうので、焚き火グローブなど熱に強い専用のグローブが必須です。
3は1番危険で、缶の内側はほとんどがポリエステルでコーティングされており、中身が沸騰してしまうと、ポリエステルが溶けてしまい、食べ物に有害なものと混ざってしまいます。
この3つの危険性で缶の内側のコーティングが溶けてしまうと言うのはあまり知られておらず、よく動画や漫画でも缶を直火で温めて食べる人がいると思います。
缶詰の内側のコーティングは熱に対応されておらず、殆どがポリエステルなので有害です。
その為どの缶詰メーカーも直火で温めるのはやめてほしいとサイトに書かれています。
どうすれば安全に缶詰を温めることができる?
温める方法はいくつかあります。
2.キャンプギアを使って温める。
3.湯せんする。
基本的に中身を出してフライパンで温めるのが1番安全なのですが、缶詰のままがいいという方には、缶詰を温めるために作られたクロスウォーマーというキャンプギアが売られています。
バーナー等ではなくキャンドルを使ってゆっくりと温め、キャンドルの火と少し離れる構造になっており、ポリエステルが溶けることなく温めることができます。
危険があっても魅力ある缶詰
ここまで缶詰を直火で温めるデメリットを書きましたが、それでも缶詰は魅力がいっぱいあります。
2.余分な食材を買わなくてすむ。
3.荷物が減る。
4.洗い物が少ない。
この4つが減るだけで、キャンプでのゆっくりとした時間や遊ぶ時間が増えて、よりキャンプが楽しくなります!
アレンジ次第で缶詰は大幅に変わる。
缶詰はそのままでも美味しいのですが、アレンジをするだけでいつもの料理が大幅に変わっていきます。
ご飯と混ぜて炊くだけで簡単炊き込みご飯にもなります。
その他にも焼き鳥缶と卵を使って、卵を半熟ぐらいに焼いてご飯に乗せるだけで簡単親子丼。
トマト缶に茹でたショートパスタ、コンソメ、チーズを入れるだけで簡単ラザニア風グラタン等様々なものが簡単に作れます。
それに家族や友人とキャンプに行ったとき「自分が作るよ」といってさっさと作って持っていけば、見栄えもよく、ぱぱっとできるのでみんな驚きます。
キャンプ飯で缶詰の直火は危険?【まとめ】
缶詰は調理工程や荷物の削減になりキャンプを楽しむ時間は増えますが、その分デメリットもあります。
缶詰を直火で温めるのはたしかにかっこいいし簡単です。
でもその分、危険性も十分にあるので、おすすめしません。
ちょっとした面白い話なのですが、あるアイスの誕生はそのメーカーの社員が新商品のアイディアがうかばず公園にいると学生たちが話しており、その中のひとりが「みかんの缶詰を凍らして食べるとおいしいんだぜ!」と話しているのを聞いて生まれたのが『ガツンとみかん』なのです。
ここまで読んでくださりありがとうございました。