音楽の祭典フジロック・フェスティバル!音楽ファンにはたまらない、夏恒例の大規模イベントですが…参加にあたって悩むのが「交通手段」ですよね。
はい、今回の記事のテーマは「フジロックの交通手段」です!
電車や車、それぞれの交通手段の違いやメリット・デメリットについて詳しく見ていきたいと思います。はじめてフェスに参戦する方はもちろん、いつもと違う交通手段を検討したいフェスの常連さんも、ぜひとも最後までお付き合いください。
オフィシャルツアーセンターによるツアーも紹介いたしますので、合わせて参考にしてみてくださいね!
フジロックの交通手段…電車や乗用車、レンタカーで行く場合
まず、電車や車でフジロック参加する場合のメリット・デメリットをまとめましたのでどうぞ。
電車・新幹線の場合
メリット
- 青春18切符を使い鈍行で行く場合かなり安く済む
- 新幹線なら越後湯沢駅までの移動が最も早く快適
- 本数が多く、渋滞に巻き込まれないため計画を立てやすい
デメリット
- 越後湯沢駅から会場まで移動するためのシャトルバスを待つ必要がある
- 荷物の持ち運びが大変
- メインステージを最後まで楽しむと、その日の終電に間に合わない
ちなみに、参考程度に「東京→越後湯沢間」の価格を比較してみます。
新幹線:往復12300円(指定席の場合13740円)
片道の所要時間は約2時間
青春18切符使用:往復4740円
※正確には11850円で5回(5人分)使用可能な切符
片道の所要時間は約5時間
となっており…価格がかなり違うので、ゆったりとした旅を楽しむなら鈍行で行くのも悪くはありませんね。ただしその場合テント泊を予定していると、到着時間が遅れるためキャンプサイトの場所取りが不利になるという点は覚えておきましょう。
また、身軽な日帰り参加ならともかく…荷物が多くなる泊まりの場合は、宅急便を使って荷物を送っておくなど道中の負担を減らす工夫はあった方が良いかもしれません。
新幹線で行く場合、当然早く着くことは出来ますが…シャトルバス乗り換えとの兼ね合いで待ち時間が発生することもあります。人混みや待ち時間がツライという方は、駅からタクシーを使って会場まで行くという方法もありますよ。片道7000円程度かかってしまいますが、複数人数で相乗りできるなら一考の余地アリと言えそう。
乗用車・レンタカーの場合
メリット
- 気心の知れた仲間と道中ワイワイやりながらの旅が楽しめる
- 乗用車なら複数人数乗りをして費用を割ることで大幅に予算を抑えることが可能
- 乗車時間や座席の心配をしなくても良い
- フェス開催中や帰りなどに移動して温泉を楽しむことが出来る
※会場のある苗場・湯沢は温泉地として有名
デメリット
- レンタカー使用の場合、予算が電車より高くついてしまうことも
- 会場から近い駐車場を確保できないと、シャトルバス経由で会場入りする必要がある
- 車の運転は、するのもしてもらうのも気を遣う
駐車場が会場近くかそうでないかの問題は、荷物運搬の手間などのマイナス面に大きく関わってきます。会場に最も近い駐車場は、例年2月頃発売の早割チケットに当選しなければ確保が難しく…せめて徒歩圏内の駐車場の駐車券を手に入れたいところ。距離がある駐車場の場合、シャトルバス経由で会場へ向かう必要があるためです。
また交通手段として車を使うかどうかは、参加人数が2人以上からしか駐車券を手に入れられない点、一日停めるごとに駐車代金3000円がかかる点なども押さえて決定しましょう。
待ち時間を気にせず移動が出来る点や、予算が抑えられ道中の旅を楽しむ雰囲気が作れる点が車参加の大きなメリット!帰りは疲れている中での運転となり大変ですが…ネットにて、どちらも試した参加者の声を拾ってみたところ「電車よりも車」派が若干優勢でしたので、その利便性の高さがうかがえますね。
以上です。
フジロックの交通手段…オフィシャルツアー利用の場合
お次は、オフィシャルツアーセンターのツアープランを利用しての交通手段、バスツアーと新幹線プランについて、メリットとデメリットを見ていきましょう。
バスツアー
メリット
- 駅からのシャトルバスを経由せず、会場まで直行可能!
- バスツアー利用者限定特典が複数存在
①専用キャンプサイトであるピラミッドガーデン使用可(※要・別途申込み)
②専用の宅急便受付所が利用可能
③専用のリストバンド交換所がある
デメリット
- 時間とお金がどちらもかかる
- 移動時の快適性は新幹線に劣る
会場までの直行便であり、シャトルバス乗り換えを要しない点が最大のメリットであるツアーバスプラン。反面、新幹線や車に比べてお金がかかる、また到着時間が遅れることにより通常キャンプサイトでテント泊をする場合に良い場所の確保が難しくなるといった問題があります。
金額は参加場所やプランにより前後しますが、参考程度に「東京→越後湯沢間」の一般的なプランを見てみますと…。
ツアーバス:往復15900円(プランにより前後)
所要時間は片道約5~6時間
※時間帯や交通状態で予定より早い到着も
上記のようになっています。
なお、参加場所によっては片道便のみの利用も可能となっているため、行き帰りで別の交通手段を用いることが可能。確かに移動に時間はかかってしまいますが、シャトルバス乗り換えやリストバンド交換で列に並ぶ手間が無くなる点が嬉しい、とする見方も出来ますよね。
新幹線プラン
メリット
- プラン申込みの方が新幹線のチケットが若干安い
- ツアープランの中で唯一、入場券とセットで申し込むスタイルをとっている
デメリット
- 日帰り設定は無く、最低2日以上となる
- 往復、自由席設定のプランである
その他のメリット・デメリットについては、前の項目でご紹介した「ツアー参加しない場合の新幹線」と同じ。
個人的には指定席でゆったり移動できるのが新幹線の醍醐味だと思っていますので…私が新幹線移動でフジロックに参加するなら、ツアー以外で新幹線のチケットを購入すると思います。もし、特に上記の制限が気にならないのであれば、少し安く行ける新幹線プランを申し込むのも良いかもしれません。
参考までに…「新幹線プラン・東京駅発2日間+フェス1日券付き」の金額を見てみます。
新幹線プラン:往復29800円(1日入場券の代金込み)
※セットの1日券は通常18000~20000円(先行販売分と一般販売分)
交通手段として新幹線を選ぶ際、ツアー参加しない場合は早めに往復分の新幹線のチケットを買っておくことをおススメします。帰りの越後湯沢駅で当日自由席券を買うとなると、買うのも行列、乗るのも混雑となるため大変ですよ。
以上となります!
フジロックの交通手段…最適なものを選ぶ方法は?
ここまでで、フジロックへ参加するためのそれぞれの交通手段についてかなり詳しくご理解いただけたのではないかと思います。それでは、あなたに合った交通手段を選ぶにはどうすれば良いのか…方法を簡単にご案内してまいりますので、どうぞ。
何日参加するか、また宿泊場所をどうするかを決めてから交通手段を決める
宿泊方法にも、テント泊や車中泊、ホテル泊と様々ありますね。それにより荷物の多さや移動量が変わってくるため、参加スタイルを決めてから交通手段を決めると良いでしょう。
なお前述の通り、キャンプサイトの場所確保なら車や新幹線が有利です。またツアープランには、宿泊とセットで申し込めるものもありますよ。
参加人数から、交通手段を決める
人数が多ければ、やはり車参加で費用を割るのが安く済みますよね。
乗り換えや移動に時間をかけるのが許せるかどうかも意識して選ぶ
シャトルバス乗り換えの手間を省きたいならバスツアー、移動時間を短く済ませたいなら新幹線と、自身が大事だと思う部分を優先して選ぶと良いですね。
ステージ終了まで楽しんでその日に帰りたい、という場合は…
ステージ終了後、終電の関係で帰れなくなるのが嫌だ、という場合は車やツアーバスの利用を選ばれると良いでしょう。
以上となります!
まとめ
今回は、「フジロックの交通手段」をテーマに、移動手段それぞれの特徴などをご案内してまいりましたが、いかがでしたか。
行き帰りに新幹線を使い、会場までタクシーで行くのも良いですし…。
行きは片道バスツアー、ステージを最後まで楽しんで近場で一泊し、翌日に指定席の新幹線で帰るのも良いですし…。
車で参加し、イベントを最大限楽しんでから温泉に浸かって帰るのも良いですね。
メリット・デメリットがそれぞれにありますので、どれが一番!というのはありません。
楽しみ方が多様なのもフジロックの魅力ですので、あなたに合わせた交通手段を見つけて、フェスを楽しんでくださいね!