フジロックフェスティバルは、モンスター級の規模を誇る国内でも有数の音楽フェス。
新潟県苗場の自然に囲まれて開催される野外イベントであるがゆえに、フジロックでは雨対策グッズや動きやすい服装などに並んで重要な持ち物があります。
それは… 折り畳み式の椅子です!
はい、今回は「フジロックにおける椅子の持ち歩き」をテーマに記事をお届けします。
椅子の重要性や、おすすめポイントをはじめ…持ち歩きをする場合に注意すべき点、盗難防止策にアイテム選びのコツなどをまとめてご紹介。
最後におすすめアイテムのご紹介もありますので、ぜひとも最後までお付き合いくださいね。
持っていくべき?フジロックにおける椅子の重要性とは
まずは…フジロックにおいて「椅子の持ち歩き」がいかに重要かについて、簡単にまとめてご説明いたします。
とにかくフジロックは足に負担のかかるイベントである
会場は自然に囲まれた山の中なので…基本的に足場が悪く、長時間歩くとなると足に大きな負担がかかります。
さらに、ステージにてライヴ観覧をする際にずっと立ちっぱなし、またお目当てのアーティストをめがけてステージ間移動を繰り返す予定がある…となると、足が棒になってしまいますよね。
足の負担の軽減策として、折り畳みの椅子の持参は大いに効果があります。
会場には座れる場所がもともと少ない
参加者に対して設置されている椅子が少ないため、フジロックでは現地での座る場所の確保が難しい…ということも椅子の持ち歩きをおすすめする理由のひとつ。
ステージでの混雑時などを除けば座りたいときにすぐ使えるので、順番待ち等も不要です。
また、使うのは足が疲れている場合だけに限りません。食事をする際などは座った方が落ち着きますし…テーブルの代わりにするなど、椅子以外の用途として利用するシーンも想定されますよ。
雨などの影響があると、地面に腰を下ろすことは困難である
椅子が無くても地面に腰かければいいや、と思われるかもしれません。…が、フジロックは高確率で雨の降るイベントです。足場が雨や泥で汚れている場合…気にせず座るには、やはりマイ椅子の用意が手段としてはベスト。
以上となります。
もちろんマイ椅子は、「日帰りですぐ帰る場合」や「ステージ間移動の予定がほとんどない場合」など、スタイルによっては無くても楽しめる場合もありますが…。
フジロック参加者の意見をネット上で調べてみると、「迷ったけど持っていって良かった」という意見が多数を占めています!
がっつり楽しむならほぼ必須のアイテムと言えるでしょう。
フジロックにおける椅子の持ち歩きについて…注意点は?
さて、折り畳み椅子を利用する前に、前提として知っておくべき点をご紹介いたします。
会場内では…混雑時の混乱を避け、他の利用者の迷惑を防止するため、利用が禁止されている道具や設置物があるということです。例えばテントやサンシェード、タープやパラソル等がそうですね。
そんな中…コンパクトな折り畳み椅子は利用可能ではあるのですが、使用にあたり注意点がいくつかありますので、そちらを見ていきましょう。
使用しない際及び、持ち歩きの際には畳むこと
混雑時にスペースを圧迫するのを防ぐため、また他の参加者が有効にスペースを利用するため、使っていない場合や持ち歩きの際には畳むようにしましょう。
使える場所・タイミングには制限がある
例えば、公式で呼びかけられている利用上の注意に以下のようなものがあります。
- 使用可能なのは客席の後方のみ
- RED MARQUEE内では使用禁止
- 混雑時のGREEN STAGEでは使用に制限がかかる場合もある
- 混雑時には使用を控える、片づける
- 利用者不在で放置されている場合、撤去されることも
レジャーシートなども使用が認められていますが、椅子同様に上記のような注意点に気をつけておきましょう。
フジロックにおける椅子の盗難防止策は?
マイ椅子を持っていくとして、気になるのは盗難についてですね。
残念なことに、実際フジロックでは椅子の盗難がしばしば起こるようです。
盗難を防ぐにはどうすればいいのかを確認してまいりましょう。
結論から言うと…盗難防止策としては 椅子から目を離さないようにする他ありません。
理由はもちろん、盗難が大抵「置きっぱなしにした場合に起きる」ものだからです。
フジロックで掲げられるテーマのひとつに「自分のことは自分で」というものがあるように…常に携行しないものは盗まれたり失ったりしても仕方が無い、という個々人の意識が大事ということですね。
やむをえない事情で置いて離れなければならない状況も想定して、前もって椅子に目立つ目印をつけておくというテも盗難対策としてはもちろんアリ。
また、参加者の声には…盗難被害の損害リスクを抑えるべく、100円ショップで手に入るものなど「低価格帯の椅子」(踏み台やステップなどを含む)を購入し持っていくという意見もありました。確かに、盗難防止策ではないですが手段としてはアリかもしれませんね。
フジロックに持参する椅子を選ぶコツ…おすすめアイテムもご紹介!
それではいよいよ…フジロックに持っていくマイ椅子を選ぶコツ、及びおすすめアイテムをご紹介してまいりますよ。
まず、持ち歩き用の椅子選びのポイントとして…。
- 椅子の丈夫さ
- 椅子のサイズ
- 椅子の重さ
これらを気にかけてやる必要があります。
要するに…耐荷重性が十分で座り心地が良い椅子、コンパクトに収納できる椅子、持ち運びに便利な軽い椅子のいずれを優先するか、という話ですね。
フルで滞在してフェスを楽しむならしっかりした椅子、持ち運ぶ距離が長いなら軽い椅子、など…持ち運びの距離や使用頻度、機能性などを見て、自身のフジロックプランに合わせたものを選びましょう!
それでは以下に、おすすめの椅子をタイプ別に挙げておきますね。
1.バランス重視なら…組み立て式アウトドアチェア
軽くて持ち運びがしやすく、座り心地も良いものをお探しであればおすすめはやはりこのタイプ。やや高価格帯ながらヘリノックスのものは特に人気で、多くのフジロッカーに愛用されています。
また重量や組み立てやすさなどを多少妥協すれば、同タイプのものでも比較的安価なものが見つかるでしょう。
おすすめはこちら
2.使い勝手重視なら…定番の折り畳みチェア
使い勝手が良く値頃で人気のタイプ。収納と組み立てが楽なのがポイントで、中にはアームレストにドリンク等を収容可能なポケットが付いていたり、段階的に調整可能なリクライニングが付いていたりと機能性に優れるものも。難点は2~4kgとやや重く、ステージ間移動には向かないこと。
快適性を考慮するなら「背もたれが長めに付いていてゆったり座れるもの」を、持ち歩きを考慮するなら「同タイプの中でも軽量のもの」を選ばれると良いでしょう。収納用バッグ付きのものが便利です。
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3.軽量性重視なら…平面型・三脚型の折り畳みチェア
とにかくアクティブに動き回るなら軽いタイプの椅子を選びましょう。ただし軽いものは安価かつコンパクトで持ち運びがしやすい反面、長時間の使用に向かないものが多いです。
フジロックにおいての使用の場合…長時間の使用を見越して、平面型なら「座面が広く座っていて疲れにくいもの」、三脚型なら「脚がしっかりと固定されて安定するもの」がおすすめですよ。
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以上となります!
フジロックで椅子の持ち歩きならオススメのアイテム!盗難防止策も! まとめ
さて今回は「フジロックにおける椅子の持ち歩き」をテーマに記事をお届けしてまいりましたが、いかがでしたか。
野外の音楽フェスでは機動力は重要な要素です。ご紹介した折り畳み椅子の持ち歩き以外にも「靴」の種類選択や「フットケア用品」の持参など、期間中の足の疲れを意識した対策はたくさん考えられます。
フジロックを存分に楽しむためにも、準備はしっかりとしたいところ。そのために当記事が少しでもお役にたてれば幸いです!