「荷物どうする?」
海水浴で合言葉のように出てくるセリフですね。
写真をたくさん撮りたい!
焼きそば、かき氷も食べたい!
グループや家族の場合は交代制で荷物番ができますが、2人だと難しいですし、やっぱりみんなで遊びたいですよね。
でも浜辺に置いておくのは不安だし…貴重品だけでも持ち歩きたい!
そこで役立つのが防水ケース。
しかし防水ならなんでもいいというわけではありません。
海水浴に適したものとは、どんなものなのでしょう。
失敗しない選び方などもご紹介いたします。
「どうする?」と悩んでいる方、必見です!
海水浴で荷物はどうするの?
防水スマホは完全防水ではない
「防水スマホだから防水ケースはいらない」と思っていませんか?
そうではないんです。
防水ケースは必須です!
ほとんどの防水スマホは「真水」に対しての防水を想定しているので、海水には対応していません。
海水に含まれる塩分は電気を通しやすいので、スマホの内部をショートさせる恐れがあります。
海水が乾いても、塩分によって中の基盤が錆びてしまいます。
その場で問題なくても、数日たって故障することもあるので、防水ケースは必須です。
もし海水につけてしまったら、すぐに電源を切り、真水で洗ってから乾かしましょう。
防水規格「IP」を要チェック
防水性能には「IP規格」という国際的に定められた規格があります。
「IP〇〇」で表記されており、4ケタ目の数字が高いほど防水性に優れています。
0〜8までの9段階あり、一般的には5以上が完全防水です。
しかしこれは「真水」を想定したものなので、海水の場合は保障されていません。
海水浴には、IP規格が5以上で、海やウォータースポーツに対応した表記のあるものを選びましょう。
海水浴には「水に浮くフック型」
スマホしか持ち歩かないのであれば「首かけ型」がおすすめ。
ケースに入れたまま操作できるものなら、そのまま写真が撮れるので濡らす心配はありません。
ストラップとケースを繋ぐ部分は「ひも型」と「フック型」がありますが、海水浴では「フック型」を選びましょう。
ひも型は、フック型に比べ耐久性が弱いですし、ひもが細いと、強く引っ張ったり摩擦で切れてしまいます。
もし切れてしまっても見つけやすいように、水に浮くタイプもおすすめです。
知らぬ間に切れて、どこかに沈んでしまったとなれば、どうすることもできません。
ストラップは幅広のものだと、首への負担が軽くなりますよ。
お金やカギなどの貴重品も持ち歩くなら「防水ポーチ」が便利です。
スキミング防止加工されているものであれば、人混みでも安心ですね。
ただし、ほとんどの防水ポーチは伸縮性がありません。
入れるものを決めてから、適したサイズを選びましょう。
浜辺に置く際はひと工夫
大きい荷物はコインロッカーや海の家に預けられるけど、履き物やタオルは浜辺に置きたい。
そんな時はどうするのがベストでしょうか。
交代で荷物番をするのが一番安全ですが、どうしてもその場を離れないといけない場合は、盗まれにくい工夫が必要です。
「人がたくさんいるし、日本は安全だから大丈夫」なんてことはありません。
荷物はすべてカバンに入れ、取っ手を縛りタオルや上着で包んで結ぶなどしましょう。
ビーチパラソルにしっかり結んだり、テントに入れておくのも効果的です。
設置の際は海風で飛ばされないように、ペグや重石でしっかり固定して下さいね。
少し手間になりますが、ちょっと呪われそうな御札を手作りして、荷物に貼っておくのもおすすめです。
意味は分からなくても、不吉な漢字が並んでいると、なんとなく触りたくないですよね。
とにかく「盗みにくい」状態にするのが重要です。
それでも盗まれることはあるので、100均のバッグなど、盗まれても諦めのつくものを置くようにしましょう。
海水浴で荷物はどうする?【まとめ】
海水浴で貴重品を携帯するなら防水ケースは必須です。
とくにスマホは、現代人にとって必要不可欠。
仕事や友人の連絡先はスマホにしか入ってない人も多いでしょう。
急に故障すれば生活に支障がでますし、精神的ダメージも大きいですよね。
自分のメンタルを守るためにも、防水対策は重要です。
しかし防水ケースは経年劣化します。
新品であっても不良品の可能性も。
ティッシュを入れてお風呂に沈めるなど、浸水しないか確かめてから使いましょう。
不安であれば、ジップロックなどの密閉できる袋に入れると安心です。
現地に着いてから荷物をどうするか悩まないよう、しっかり準備をして下さいね。