日本の夏恒例の音楽フェスとなったフジロック。
1997年にはじまった同イベントは、1999年以降ずっと新潟県の湯沢町・苗場スキー場を会場に開催されており、今年2018年は苗場での20回目の開催となる節目の年です。
湯沢・苗場と言えば温泉が多いことでも知られていますね。
会場のキャンプサイトにてテント泊をする参加者にとっては特にですが、お風呂事情は重要な問題。
シャワーや近場の温泉を利用するにあたり、混雑具合やそれぞれの特徴を把握していないとうまく体の疲れをとれず、翌日のフェスに響いてしまいます。
そこで…今回の記事テーマは「フジロック周辺の温泉事情」です!
フジロックに行く場合、温泉を利用する際の注意点は何か、利用可能な温泉にはどういったものがあるのか…。
2018年度版の最新情報をお届けしてまいりますので、ぜひともお付き合いくださいね。
最後にはかしこく温泉利用をするためのコツもご紹介しておりますのでお見逃しなく!
フジロックのお風呂事情…温泉やシャワーを使う上で注意したい点は?
まずは、フジロック参加者のお風呂事情で気をつけたいポイントからご紹介してまいります。
それはズバリ「混み合う時間帯を把握しておく」ことです。
お風呂に入りたいタイミングや利用したい場所など、やはり皆さん考えることは同じですので…混雑する時間、場所は大抵決まっています。
ここは真っ先に押さえておいて、現場でうろたえることのないようにしておきましょう!
さてその混雑する時間ですが、結論から言うと「朝」と「最終のステージ終了時頃」が最も混み合います。
細かく言えば朝は「開場前」の時間帯、夜は「24時前後」がピーク。
さらに混雑具合の傾向として「会場から離れる温泉ほど」「朝方の時間帯から徐々に」空いていくということも覚えておけば、お湯を借りる場所を選ぶ際に役立ちますよ。
時間帯・場所によってはお風呂渋滞に巻き込まれてしまい、何十分も裸で行列を待たなければならない…といったこともある様子。
フジロックのある種名物としてこちらを体験するのも良いかもしれませんが、風邪をひいたり疲れやストレスを溜めたりするのはあまり望ましくありませんね。
次の項目からは近隣で利用可能なシャワーや温泉について、具体的な特徴等を見ていきますよ。
フジロックの会場近辺で使えるシャワー・温泉について詳しく知りたい!
ここまでで、フジロックのお風呂争奪にかかる混雑事情についてはお分かりいただけたかと思います。
それでは具体的にお湯の使える場所にどういったものがあるのか、まずは近場を中心に確認していきますよ。
シャワー
テント泊民ご用達、キャンプサイトの「簡易シャワー」です。
自前のタオルを用意すれば無料利用が可能で、とにかく時間帯によって大混雑します。
2018年現在、設備も徐々に充実してきてはいますが…さすがにフジロック参加者全員が自由にお湯を使うのをカバーするのは難しいでしょうから、そう贅沢は言えません。
たまにある、ちょっと冷水が出たりするトラブルもご愛嬌ということで。
苗場プリンスホテル 苗場温泉
フジロック会場内の、苗場プリンスホテル内にある「苗場温泉」。
場所はシャワーから少し奥へ向かった先で、夜はやはり混雑を極めます。参加者の話では、混雑時には入場制限がかかるため、施設に入るまで毎晩2時間待ち程度の行列が出来るとのこと。
逆に言えば施設内での順番待ちをしなくて良いとも言え、また場所的に近いのも魅力の湯場です。
24時間営業の雪ささの湯
源泉100%かけ流しの温泉施設で、にごり湯露天風呂に足湯などの備えもある「雪ささの湯」。
キャンプサイトから徒歩15分という距離と、フジロック期間中は24時間営業になるという点が嬉しいところ。
夜の込み具合もシャワーや苗場温泉ほどではないですが、どちらかと言えば朝の時間帯が狙い目です。
こちらの入浴料は900円ですが、近辺の温泉も500円~1000円前後の入浴料設定が多いようです。
また山近辺に慣れている方には言うまでもありませんが、感覚的には徒歩で30分かからないなら十分近い距離と言えるでしょう。
本陣 三国峠温泉
「本陣」自体は宿泊施設ですが、温泉のみの利用が可能となっています。
一部の温泉が24時間営業であるため、時間帯によってはフジロック参加者で混み合います。ただ、キャンプサイトから徒歩20分程度と距離が少し離れるからか、朝は比較的空く様子。
朝食が美味しい温泉宿ということもあり、宿として利用するフジロック参加者も多いです。
近場で利用可能なシャワー・温泉は以上となります!
フジロック2018温泉事情…かしこく混雑を避けるコツのご紹介!
こちらの項目では、混雑を避けてお湯を利用する方法をまとめていますので参考にどうぞ。付随的に、少し離れた温泉のご紹介もありますよ。
車で離れた場所の温泉を利用する
まずは、現地まで乗用車で向かう方であれば「車で少し離れた温泉まで移動する」という方法が混雑回避に便利。24時間ではないため営業時間は気に掛ける必要があるものの、さすが湯の町「湯沢・苗場」だけあって周辺に温泉が多いです。
具体的には下記のような種類の温泉があります。
貝掛温泉
三国街道から向かって行ける温泉ですが、途中狭い橋を渡る必要があります。会場からは車で15分程度と比較的近いのが魅力で、目に効く温泉として有名とのこと。
湯沢温泉 宿場の湯
苗場から車では近い共同浴場であるため、時間帯次第では混み合うことも。ただしサウナや広い休憩室など、疲れを取るのにうってつけの充実設備となっています。
湯沢温泉 街道の湯
三国街道沿いにある、「道の駅みつまた」に隣接した露天風呂アリの共同温泉浴場。会場から車で少し距離があるため、比較的朝が空きます。営業時間はフジロック期間に合わせて変更されるのでチェックしておきましょう。休憩と一緒に道の駅で買い物をする、といった楽しみ方も出来そうですね。
空いているお昼の時間帯を狙って温泉を利用する
混雑を避ける方法、2つ目にご紹介するのは「お昼に入浴する」というもの。
時間帯によって混雑を極める、という形でご紹介した「苗場温泉」や「雪ささの湯」も、お昼のガラガラなタイミングに利用すれば快適に過ごすことが出来ます。
大切なフェスの開催時間の一部を使ってしまうのはもったいない…と思う方もいるかもしれません。
しかしお風呂のため夜に睡眠時間を削りながら行列に並ぶとなると、翌日以降を存分に楽しむことが出来なくなってしまいます。
実際、連日昼風呂を狙って疲れをとるのに専念するという参加者の方もいらっしゃいますよ。
お目当てのアーティストが活躍する外せない時間以外で、お風呂に向かうタイミングをあらかじめスケジューリングしておくのも良い方法と言えるでしょう。
まとめ
今回は「フジロック周辺の温泉事情」をテーマに、記事をお届けしてまいりましたがいかがでしたか。
こういったお風呂事情を事前に仕入れておくだけでも現場でスムーズに動くことが出来ると思います。
調べた中では、越後湯沢駅近辺の温泉や健康ランドなどでゆっくりお湯を利用したいがために、わざわざ車で現地へ向かう…という方もいて個人的に驚きました。要するに、それだけフジロック参加者にとってお風呂問題は切実だということですね。
好きな時にお湯が使えない…という状況を考慮して、間に合わせとして汗拭きシートを用意するという声も多かったですので参考にどうぞ。
それでは…周辺の温泉情報をしっかりチェックして、フジロックフェスを心ゆくまで楽しんでくださいね!