スノボはウィンタースポーツです。
スポーツをする以上怪我はつきものです。
初心者はもちろんのこと、上級者であっても骨折等の外傷は珍しくありません。
初心者は転倒時に受け身を取るのが苦手なので転倒時の衝撃が大きく、上級者は速いスピードでの難しい動きを試みることが多いので、やはり衝撃が大きくなってしまいます。
初心者の頃は立つだけでも難しくすぐに尻もちをついて尾てい骨を痛めたりすることが多いです。
今回は、スノボをしている時によく起こってしまう怪我や打撲に関する予防法と対策をご説明していきます。
スノボをしていてよく起こる怪我・打撲の原因と対策は?
①骨折
スノボ滑走中に転倒すると、手首や足の骨折をする確率が高くなります。
スノボは板に足が固定されており、スピードも速いので必然的に体にかかる圧も強くなるため自分のスキルに見合った滑りを意識する必要があります。
対策としては、しっかりと準備運動をしてプロテクターの装着が対策として一般的です。
頭部の打撲
猛スピードで滑走するスノボで転倒すると、高確率で頭部を地面にぶつけてしまいます。頭部へのダメージは下手をすると命に関わります。
命が助かっても後遺症が残ることも十分に考えられます。対策としてはヘルメットの装着が最も有効です。
肩の脱臼
スノボは足をボードに固定しているため、自由に動かせる上半身に怪我を負うことが多く見られます。
手をついての転倒で骨折することも多いですが、肩を地面にぶつけてしまい脱臼することも多く見られます。脱臼の対策としてはショルダーサポーターの装着が有効です。
おしり(尾てい骨)の打撲
スノボ初心者はよくこけます。
とりあえずこける回数が多いことが普通です。
ある程度滑れるようになればおしり(尾てい骨)を着いて座り込むようなこけ方はしなくなるのですが、最初からうまい人なんていないので仕方がありません。
上手くなるまでこけないなんてことはできませんので、出来る限り軟らかい雪の上でこけるようにしたほうが良いです。
対策として言えることは第一に「こけない」ことなのですが、最初のうちはヒッププロテクターをつけて予防をするのが簡単な対策かと思います。
キッカーをするようになれば使うこともありますので、持っていても損はありません。
スノボでなぜ怪我をするのか
上述した怪我ですが、なぜ怪我をしてしまうのでしょうか。
何事にも原因があります。スノボをしている際の怪我の原因となる行動を理解し、未然に防ぎましょう。
怪我の原因となる行動で挙げられるのは、「転倒」「不注意」「練習不足」が挙げられます。
「転倒」は雪上を滑るスポーツなのである程度は仕方ありませんが、「上手に転ぶ」ことで怪我を軽くすることができます。
ボードの先に重心をかけすぎると前に転んでしまいます。前に転んでしまったときは可能な限り膝から倒れるようにしてください。
無理に手をついて止まろうとすると手や肩、腕の怪我に繋がるのである程度はこけたまま滑り、失速するまで滑ってしまってください。
後ろに転んでしまった場合は重心が後ろにありすぎたためにボードのエッジが雪にひっかかってしまうのが原因です。できるだけ体全体を丸めるように意識して衝撃をやわらげて下さい。
「不注意」に関しては、初心者の方に多く見られます。
転倒直後にこけた場所で動かず、後方からくる人に衝突されてしまうことがよくあります。
ゲレンデの真ん中で座り込んでいる方も多く見られるので止まる場合は他の方に迷惑にならないところで止まりましょう。
「練習不足」は、自分のスキル以上のことに挑戦し過ぎることです。
ある程度基礎のできる方であればジャンプやキッカー等のパークを楽しむ為に練習することは問題ありませんが、基礎もできていない状態でジャンプやキッカー等、難易度の高いことに挑戦するのは無謀です。
自分のレベルにあった技術を一つずつ習得していってください。
スノボで尾てい骨の痛みの対策【まとめ】
スポーツをしている以上、怪我はつきものですが余計な怪我はしたくないですね。
初心者のころは尾てい骨の痛みか転倒による打撲が大半を占めると思います。「転ぶ」程度であれば技術の向上でなんとでもなります。
まずは上部に転び、雪への恐怖心を無くしながら一つずつ技術を磨き、自分の挑戦したいプレースタイルを楽しんで下さい。