数年前までは海といえばビーチパラソルが主流でしたが、最近ではテントを多く見かけますよね。
人気の海水浴場では、浜辺がテントで埋め尽くされることも。
特に多いのがコンパクトなビーチテント。
ビーチテントは組み立てが簡単で、海で使うメリットもたくさんあります。
快適に海水浴を楽しむためには必要なアイテムです。
いろいろな種類があるので、選び方のポイントなどをご紹介いたします。
必要かどうか迷っている方は、ぜひ最後まで読んで参考にしてください!
海水浴にテントは必要?不要?
テントを持って行く最大のメリットは、日陰の休憩スペースになることです。
家族連れでは、浜辺で荷物番をしている親御さんをよく見かけますが、夏の強い日差しは何もしていなくても体力を奪われますよね。
暑くてぼーっとすると、ケガや事故を招きやすいですし、熱中症の危険性もあります。
泳いでいても小まめな水分補給や休憩が必要になりますが、ほとんどの浜辺には日陰がありません。
しかも直射日光を浴び続けた砂や石は、かなり熱くなります。
とくに子供は身長が低いので、より地面からの熱を受けてしまい、熱中症になりやすいです。
日陰に入るだけでも温度はだいぶ下がるので、テントはとても役立ちます。
ビーチパラソルでも日陰は作れますが、時間経過とともに日陰の位置も移動してしまいます。
混雑した浜辺では周りに人が多くて落ち着かない方もいるでしょう。
テントならプライベート空間を保てますし、ある程度は周りの視線を遮断できます。
浜辺で休憩スペースを確保したいのならば、テントは必要です。
テントやパラソルをレンタルしている海水浴場もありますが、予約が必要な場合もあるので、気になる方はホームページなどで問い合わせてみましょう。
テント初心者でも安心なビーチテント
ビーチテントとは、その名のとおり海で使うのに適したテントです。
昔はテントというと部品がたくさんあり、素人が組み立てるのは難しいものでした。
ビーチテントは主に「ポップアップテント」と「ワンタッチテント」があり、どちらも骨組みと布が一体化しているので簡単に設営できます。
子供のころ、家族で海水浴へ行ってテントを持っていったら「骨組みが足りない!」ということがありました。
海水浴の数日前、壊れていないか点検のために組み立てて、片付けた際に数本入れ忘れてしまったんです。
ビーチテントのように一体型ならば、忘れ物の心配はいりません。
ポップアップテントはコンパクトで軽量なので持ち運びが楽ですし、収納袋から取り出して放り投げるだけで完成します。
わざと投げる必要はありませんが、それぐらい簡単に開きます。
ワンタッチテントも広げて持ち上げるだけなので、テント初心者でも簡単に設営が可能。
ポップアップテントより骨組みがしっかりしているので強度はありますが、サイズも重さも少々増します。
持ち運びやすさ重視ならポップアップテント、強度重視ならワンタッチテントです。
どちらもたたみ方にはコツがいるので、慣れるまで数回練習してから持っていきましょう。
無理やりたたもうとすると骨組みが折れ曲がり壊れてしまうので要注意です。
海水浴に適したテントの選び方
ビーチテントもいろいろな種類があります。
次に紹介するポイントを参考に選んでみてください。
サイズは使用人数+1
テントに記載している定員数は最大収容可能な人数です。
「定員3~4人」を4人で使用すると、ぎゅうぎゅうのスシ詰め状態になってしまいます。
使用人数+1のサイズを選べば、ゆったり快適に使えますし、荷物を置くスペースもできます。
UVカット・遮光性・耐水性のあるもの
太陽の熱や紫外線を防ぐために、UVカットと遮光性に優れたものが必要になりますが、耐水性も重視してほしいです。
突然の雨に対応できるのはもちろん、混雑した浜辺では、両手に飲み物を持って隙間を縫うように歩く姿を見かけます。
その際にぶつかったりフラついて飲み物をこぼす人もいるので、耐水性のテントだと安心です。
フルクローズにできると便利
フルクローズは周りの視線を完全にシャットアウトできるので、子供の着替えや授乳に便利です。
よりプライベート空間を保てますが、熱がこもると温度が上がり熱中症の危険性があります。
入口が大きいものや小窓が多いものを選び、休憩時は風通しをよくして使いましょう。
砂袋でしっかり固定
手軽なビーチテントですが、その分風で飛ばされやすい弱点があるので、しっかり固定する必要があります。
海風でテントが飛ばされれば、人にあたったり建物にぶつかり破損させてしまう可能性も。
荷物を置けば多少の重石にはなりますが、安全のためにも必ず砂袋を使いましょう。
テントの固定にはペグがよく使われますが、砂浜などでは固定しづらいので砂袋の方が安心です。
水を入れたペットボトルや、砂を入れたビニール袋で代用することもできます。
便利アイテムを使えば快適度アップ
テント単体でも良いのですが、タープとの併用もおすすめ。
タープの下に荷物を置けばテント内は広々使えますし、椅子やテーブルを置いて野外リビングとして快適に過ごせます。
アウトドア用品のレンタルサイトもあるので、いろいろ試してみてお気に入りのアイテムを探すのも楽しいですよ。
海水浴にテントは必要?あると便利!海で活躍するビーチテント【まとめ】
海水浴でなぜテントが必要なのか、ご理解いただけましたか?
太陽の熱や光だけでなく、プライベート空間を保てるテントは便利です。
ビーチテントなら設営が簡単なので、初心者でも数分で組み立てられます。
サイズは余裕のあるものを選ぶと、ゆったり使用できます。
すでに持っている方も、海水浴に行く前に組み立ててみて、破損していないか確認しましょう。
どれを選ぶか迷うのなら、レンタルで試してから購入するのもおすすめです。
使用頻度は低くてもテントは災害時にも役立ちますから、1つ持っていれば安心ですし、物によっては買った方が安く済む場合もあります。
自分に合った使い方を見つけて海水浴に備えましょう!