テントのフライシートとは?役割や必要性から重要ポイントを伝授

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昨今はキャンプブームも一段落し、日常のレジャーとしてキャンプが定着しています。

キャンプに興味があり、今から始めようと考えている方が、まず購入を検討するギアは、キャンプ中に私たちの家になる『テント』ではないでしょうか。

テント購入のため、いろいろな情報を集めますが、調査中にキャンプ初心者が必ず疑問に思うことがあります。

テント生地が2重構造になっているテントで、外側に張るフライシートについてです。

『テントのフライシートとはなに?』
『フライシートって実際必要なの?』
『フライシートとは、どんな役割があるの?』

実際、テントを2回張るような感覚にもなり、フライシートを張るのが面倒くさいと感じる方もいらっしゃるかと思いますが、テントにとってフライシートはとても大切なパーツです。

この記事は、キャンプ初心者に向けて、フライシートの役割とその必要性を伝える内容になっております。

一読した後には、『フライシートとは?』という疑問の答えがわかります。

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目次

テントの構造とフライシートの関連性って?

まず、テントの構造は大きく分けて2種類あり、『シングルウォール』と『ダブルウォール』です。

『ダブルウォール』構造のテントはテント生地が2枚になり、内側に設営するインナーテントとそのインナーテントを覆うように外側に張るのがフライシートです。

『シングルウォール』:1重構造
『ダブルウォール』:インナーテントとフライシートの2重構造

テントをより大きな生地で覆うような形になり、設営や撤収の時間は増え固定する箇所も多く実際手間もかかります

ですが、時間や手間をかけても、張る価値があるのが『フライシート』になります。

フライシートを張ると、シングルウォールのテントに比べ、テント内の住環境が大幅に改善されます。

快適なキャンプなること間違ございません。それでは、どんな利点があるか、確認していきましょう。

テントのフライシートの役割とは?

結露を防止してくれます

インナーテントの上に被さるように設置するフライシートは、テントを構成する2つの生地の間に空気の膜をつくります。

外気とテント内部の間にできた空気膜のおかげで、外気熱が室内に伝わりにくくなり、テント内の結露発生を大幅に抑えます。

空気の膜でそこまで効果があるの?

と驚かれると思いますが、フライシート1枚で被せるだけで、夏の宿泊キャンプで朝起きた時に、びっしょりと結露したテントとは無縁な快適なキャンプができます。

雨水の侵入を防ぎます

フライシートを被せたテントはシングルウォールタイプのテントに比べて、室内への雨の侵入を防ぎます。

理由は単純で、雨に対して、1枚の生地で侵入を防ぐか、2枚で防ぐかの違いです。

しかも、耐水性能があるフライシートを設営していると、すこしの大雨が降っても、屋根面からの室内に対しての雨漏りが発生する確率はほとんどありません。

外気の影響を受けにくくします

ダブルウォールタイプのテントは、その構造を例えてみると、『魔法瓶の水筒』に似ており、空気の膜がテントの外部から内部へ入ってくる熱を遮ります。

水筒の中に入れた飲み物の温度が保たれるのと同じ原理で、フライシートを設置した場合、テント室内の温度を一定に保つ効果があります。

紫外線を大幅にカットします

夏のキャンプでは、暑さもさることながら、紫外線も気になるポイントで、テント内で休憩しながら、日焼けは極力避けたいですよね。

そんな時、UVカット機能があるフライシートを被せておくだけで、大幅に紫外線をカットできます。

もちろん、キャンプで日光を浴びるはとても気持ちいいですが、浴びすぎるのも体によくありません。

フライシート1枚があるだけ、紫外線を避け、夏のキャンプで快適に過ごせます。

インナーテントの劣化を遅らせます

テントの劣化の主な原因は、テント本体が濡れることです。

フライシートでインナーテントを覆うことで、今までに記載している通り、インナーテントが雨にさらされるたり、結露で濡れることを回避できます。

テントのメンテナンスの基本は、キャンプ撤収時やテントを洗う時に、生地を乾かしきってから収納することが重要です。

インナーテントの水濡れを抑えることで、手間のかかる手入れはフライシートだけになり、時間の節約にもなります。

フライシートの代用ってあるの?

代用はタープを張ろう

テントをタープで覆うことは、フライシート代わりになります。

もし、手持ちのテントや、購入予定のテントがシングルウォールタイプの場合にはおすすめします。

次のキャンプでぜひやってみてください。

テントへの雨濡れや、紫外線の防止に特に効果があります。

空気の膜が大きすぎるため、結露や、テント内への外気温からの影響については、効果が薄くなります。

設営時の注意点は、タープは風に弱いので、強風時は危険ですので設置はあきらめてください。

ブルーシートでも代用できる

フライシートの代用として意外に使い勝手がいいのがブルーシートです。

ブルーシートは、ホームセンターで安く購入できますし、防水性もある程度ありますので代用できます。

ただ、見た目が正直いってかっこ悪すぎます。

ホームレス感が出てしまいますしね^^;

ブルーシートをフライシートとして使用するのは、可能な限り避けた方がいいと個人的には考えております。

ただ、何かのトラブル時など緊急を要する時には、心強い道具になるので、バランスが大事です。

テントのフライシートとは?【まとめ】

テントのフライシートとは、快適にキャンプするための重要な生地になり、さまざまな役割や必要性について、お分かりいただけたかと思います。

フライシートは設営にひと手間かかりますが、掛けた手間以上にメリットがあります。

テントの購入を検討している方や、今持っているテントがシングルウォールタイプのテントの方は、ぜひフライシートの設営を考えてみてください。

きっと、キャンプ中の快適さが格段にあがること間違えありません。

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