ツールームテントは名前の通り2つの部屋をもつ構造で、リビングがあるのが特徴です。
テントの部類の中では大きく設営は大変ですが、ファミリー層に非常に人気のあるテントです。
リビングがあるのでタープを張る必要がありません。効率的なテントです。
ところで、焚き火といえばキャンプの醍醐味です。
キャンプ場では夜に焚き火を囲みながら話をして楽しみます。
しかしキャンプにおいて焚き火は思わぬ所でトラブルを引き起こす事もあります。
今回は特にファミリー層に向けて、ツールームテントにおける焚き火のマナーと焚き火を行う場所について教えます。
ツールームテントと焚き火マナーとは?リビングでは禁止
ツールームテントのリビングで焚き火しているキャンパーをたまに見かけます。
絶対危険なのでやめてください。
タープの下で行う焚き火と同じ感覚だと思いますが、テントに火の粉が飛んで燃える事や、一酸化炭素中毒の危険性もあります。
タープは高さがありますが、それでも火がついてしまう事もあるのです。
ツールームテントと焚き火マナーとは?キャンプサイト間隔が狭い場合
ツールームテントは大きさがあるため、サイト間隔が狭い場所では焚き火の場所に気を使います。
特に両サイド大きなテントに挟まれているような状況では最悪です。
基本入口側で焚き火をすることになるのですが、風向きや薪の量に注意して行ってください。
自分のテントに火の粉で穴が開くだけではなく、お隣さんのテントにも火の粉が飛び、テントに穴が開いて弁償しろ、なんて事になるかもしれません。
もちろん他にいい場所があれば入口側でなくても構いません。
心配ならフリーサイトのキャンプ場を選ぼう
フリーサイトのキャンプ場ならツールームテントの大きさでも、設営場所を自由に選ぶ事ができるので、焚き火をできるスペースの心配が減ります。
フリーサイトでもシーズン中で激混みの人気キャンプ場では気をつかいます。
自分の経験談としてフリーサイトで十分距離を取っていたにもかかわらずお隣さんにもう少し離れてくれと言われた事があります。
テントに火の粉が飛ぶ事に対して非常に神経質なキャンパーもいるのです。
風向きが変われば焚き火の場所を変えてみる
焚き火をしていると風向きと強さしだいで灰が数十メートル飛んで行くこともあります。
風が強い場合は焚き火を一旦やめましょう。
お隣さんが食事中の時は灰が食べ物に付くことや、焦げ臭い匂いも一緒に流れていきます。
気をつけましょう。
ゴミやアルミホイルなどを燃やすのもやめましょう。悪臭の原因になります。
ツールームテントと焚き火、雨の日はタープの下で
雨の日に外で焚き火ができない場合はサイトの広さに余裕があればテントにタープを連結して、タープの下で焚き火をすることもできます。
本来はタープからも距離を取らなければならないのですが、コットンや難燃性の燃えにくいタープを使えば焚き火をすることができます。
あくまでも注意をしてタープの高さを十分に取り、薪を入れすぎずに調整しながら行ってください。
焚火は就寝前に火は必ず消しましょう
意外と火をつけっぱなしで寝ているキャンパーをみかけます。
火事の原因になるので必ず消して下さい。
残った炭は火消しツボに入れておくと翌日も取り出して炭として使えます。
焚き火台に水をかけると焚き火台のフレームが曲がってしまうことがあります。
自然鎮火がおすすめです。
ツールームテントと焚き火の場所の選び方とマナーとは?【まとめ】
ファミリー層キャンパーの入門テントでもあるツールームテントですが、大きさゆえに焚き火ひとつでも色々なマナーや工夫があります。
焚き火の基本を交えながら説明しましたが、参考になりましたでしょうか?
キャンプ場のご近所トラブルでせっかくのキャンプが楽しめなかったなんて事がないように、お互い様の精神でみんながキャンプを楽しめる環境を作っていきましょう。