あたたかい季節のキャンプにつきものなのが、虫です。
蚊・蜂・アブ・蛾・ハエなどキャンプ場にはさまざまな虫が生息しています。
正直なところ、キャンプは虫とどう向き合うかで快適なキャンプになるかどうかを占うといっても過言ではありません。
『テントに虫が入ってきて、気になって寝むれなかった。』
ということにならないよう、快適でストレスフリーなキャンプをしたいのなら、虫除け対策は避けては通れない課題になります。
虫たちの主な活動期間は、春から夏を越して秋まで続き、キャンプは自然の中で行いますので絶対に出会います。
万が一、刺されたり、嚙まれたりすれば、いい思い出になるはずのキャンプが、最悪の思い出になってしまいます。
そんな状況にならないため、キャンプ中にするべきテントの虫除け方法について、おすすめ対策を説明していきます。
記事を読んでいただき、虫除け対策をマスターすれば、キャンプの満足度があがること間違いありません。それでは、いってみましょう。
テントに虫除け!おすすめのアイテム!!
虫除けの鉄板!!蚊取り線香
虫除けといったら、まず思いつくのが『蚊取り線香』ですよね。
蚊取り線香って、実は蚊を倒すのではなく、寄せつけなくする商品になります。
独特のにおいの煙に虫除け効果の成分が含まれておりますので、蚊を寄せ付けなくするためには、テントの風上に置くことをおすすめします。
注意点としては、煙を人が吸うことは無害といわれていますが、さすがに吸いすぎは喉を傷めることになりますし、火を扱う虫除けアイテムですので、小さい子供がいる家庭は火傷しないよう気をつけてください。
電子式蚊取り線香も便利
使い勝手がかなり良いのが、電子式の蚊取り線香です。
乾電池で動く商品がほとんどで、火を使わない点と、携帯が容易なので、テントに吊るして虫除けするもよし、キャンプ場で、自身で持ち歩くこともよし。
可動時間も長く、キャンプでは必須虫除けアイテムです。
網戸用の虫除けスプレーを吹き付ける
テント本体へ虫除けの性能を持たせることも、重要な虫除け対策になります。
そこで登場するのが、住宅で使用する網戸へ吹き付ける虫除けスプレーです。
テント内に虫が一番入ってきやすいパターンは、人が入口から出入りする際に、まぎれて侵入します。
キャンプで使用する際には、テントの出入り口周辺やメッシュ部を重点的に吹き付けることをおすすめします。
テントの周りの地面にも虫除けスプレー
スプレー関係の虫除けで、もう一つ考えられるアイテムは、地面にむけて虫除け剤を吹き付けることで、蚊やヤブを寄せつけない商品もあります。
このスプレーをテント設営ポイントや、食事テーブル設置位置の廻りに撒いておくだけで、効果は絶大です。
ハッカオイルで虫除け
キャンプ場にいる多くの虫が嫌うにおいの代表例がハッカ(ミント)になります。
ハッカオイルは自然由来で環境にもとてもやさしく、人工的な虫除けアイテムよりも積極的に使用するべきアイテムの一つです。
多くのハッカオイルは原液のまま販売されていますので、使用する際にはオイルを水で薄めてテントや、人体に直接ぬることで虫除けとして役立ちます。
テントだけじゃない絶対に取り組むべき、虫除けの対策
肌を露出しない
虫を寄せ付けないし、刺されることを回避するポイントの一つは、肌を露出しないことです。
夏の暑い日のキャンプは半そでや半パンが気持ちいいですが、全くおすすめしません。
虫除けどころか、逆に虫を寄せ付けてしまいます。
複数個所を噛まれてしまえば、楽しいはずのキャンプが台無しになります。
また、キャンプには刃物や火を扱いますので、不注意で自分を傷つけてしまう可能性もあります。
虫除け対応、季節を問わず、服装は長袖と長ズボンを基本スタントとしてキャンプを楽しんでください。
黒色の衣服は避けましょう
虫は黒い色に反応して寄ってくる習性があるので、キャンプに行く際には黒い服は可能な限り避け淡い色身の服を着用することをおすすめします。
黒の服は少し汚れても、目立ちにくくアウトドアでは使い勝手がいいと思いますが、虫除けの観点から考えると避けましょう。
暑い季節になると、毎年数件は耳にするのが、スズメバチ関連のニュースです。
スズメバチも黒い色に集まりやすい特性があります。
自然の中のキャンプで、自分の身を守るためにも着ていく服の色は考えてください。
残った食べ物はきちんと後始末
キャンプで食べ残してしまった食べ物やドリンクは、長時間テーブルの上などに放置せずにさっさと片付けましょう。
虫を呼び込む餌になってしまいます。
楽しい宴が一段落したら、食べ残してしまった食料は、廃棄してごみ袋に捨てるか、ラップを掛け保管しましょう。
ただ、必ず密閉してにおいが外部に出ないよう、隙間から虫が入らないように徹底すること対策のポイントとなります。
まとめ
キャンプは野外で行ないますので、絶対に虫除け対策は必要です。
さまざまなテントの虫除けアイテムや対策方法を駆使して、虫によるストレスから解放されたキャンプを堪能しましょう。
ただ、虫側からすると、住んでいる箇所に私たちが入ってきてるだけですので、虫との距離感を考えて、虫が嫌いだからという理由で、殺虫を基本とする虫除けの対策はやめ、出来る限り環境にやさしく、共存できる虫除け対策を心がけましょう。