テントポールが急に抜けない状態になった。
強風にあおられてテントポールが曲がってしまった。
設営時にあやまってテントポールを折ってしまった。
キャンプを何回もしていれば、必ずテントポールのトラブルに見舞われます。
いつか起こるトラブルと分かっていても、いざ自分の身に降りかかってくると正直焦ってしまいますよね。
しかも、キャンプ序盤で起こったら、楽しみにしていたキャンプが台無しなってしまうことになりかねません。
そんな状況に陥ったとしても、慌てなくて大丈夫です。
まずは、呼吸を整えてください。
テントポールに関するトラブルについて、『抜けない』『曲がった・折れた』のときの対応方法を今からお伝えします。
記事を読んでいただきぜひキャンパーとしてレベルを一段階アップさせ、テントポールのトラブルを克服してください
テントポールが抜けない!
テントを片付ける際になって、急にテントポールが抜けない状況になったなど、『抜けない』は不意に迫ってきます。
焦って力任せに引っ張ることでポールを傷めるなどの二次被害に発展しないように慎重に対応しないといけません。
原因
『抜けない』の主な原因は、テントポールの差し込み部分に砂が噛でしまうことです。
風が強く砂が舞う日のキャンプや、砂を触った手袋でテントの設営など、砂による『抜けない』トラブルが発生するリスクの種はありきたりな作業の中にあります。
また、なんらかの衝撃がテントポールの差込み口に加えられ変形によって『抜けない』となることもあります。
抜き方
まず、試してほしいのが、KURE5-56や液体洗剤などの潤滑剤を使うことです。
テントポールの接続部に少しの隙間があれば、潤滑剤が抜けない原因の箇所まで行き届き、抜けることはあります。
潤滑剤で抜けない場合は、熱を利用して、テントポールを膨張させて、抜けやすくしてみましょう。
熱膨張のため、約40度のぬるま湯を、接続部の継ぎ目にかけることで、抜けない状態が解消されることもあります。
熱膨張と潤滑材の併用も対応策として有効です。
テントポールが抜けなくなるような状況を避けるため、テント設営時にちょっとした手間も意識しておくと、トラブル回避になります。
砂がテントポールに噛まないようにするため、差し込み部をきれいな布で拭いたり、砂を払ったりすることで予防できます。
テントポールが折れた・曲がった!
テントポールトラブルで一番ショックなのが、ポールが『曲がった・折れた』場合の破損です。
テントが設営出来ない状況にもなり、泊りのキャンプ予定がデイキャンプに変更になってしまいます。
曲がってしまう、折れてしまう原因って?
テントポールが『曲がった・折れた』の原因は、突風や強風などのよる自然による外力で、局所的に負荷がかかってしまうことです。
しかも、折れたテントポールが強風で煽られ、テント本体を破く危険性もあります。
風の強い日のキャンプは避けた方がテントのためにも、自分のためにも安全です。
また、テント組み立ての時にも起こります。
テント設営がスムーできないときにテントポールを力任せに扱ってしまったため、曲がったり、折れたりします。
曲がったり、折れてしまった時の対応方法は?
テントポールが曲がった場合は、曲がった方向と反対にゆっくりと力を加えて元の形状まで戻しましょう。
ただ、一度曲がった箇所は、極点に弱くなっているため補強が必要です。
また、折れてしまったポールの補強方法で、必要な道具はリペアポールとガムテープ(布テープ)になります。
折れた箇所をリペアポールで接続し、あとはテープで固めます。
二次災害として、テントのタープが破れている可能性があるので、ポールだけでなく、タープもチェックしてください。
ただ、補強動道具を持っていない時は、テント宿泊はあきらめ、車中泊、コテージ泊などの対応に切り替えて下さい。家に帰宅後、メーカにアフターメンテナンスやテント修理ショップに連絡し修理を依頼しましょう。
テントポールが抜けない!?曲がった・折れたときの対応方法【まとめ】
テントポールが抜けない状況になったときの抜き方は、潤滑剤を利用することや、部材の熱膨張によって抜けやすくすることになります。
ですが、絶対に抜ける方法ではありませんので、修理をメーカに依頼する前や、テントポール再購入の前に一度試してください。
力任せにテントポールを抜こうとすれば、曲がったり折れたりしますので、くれぐれも力加減には気を配り、慎重に対応くださいね。
キャンプにトラブルはつきものなので、トラブル発生もキャンプのひとつの醍醐味として、対応できるようになってしまいましょう。