ワンポールテントは、おしゃれだと思いませんか。
三角錐のかわいいフォルムや、中央に立てる1本のポールでテントを支えるシンプルな構造、まさにキャンプ場で栄えるテントの代名詞的な存在ですよね。
しかも、ワンポールテントはシンプルな構造がゆえに、テント設営も非常に簡単で慣れてくれば、大人数用のテントも一人で設営できちゃいます。
そんないいこと尽くしのワンポールテントですが、大きな弱点があります。それは、『雨に弱い』ということです。
この記事では、ワンポールテントの弱点である雨の対応として、事前に準備できる雨対策をお伝えしております。
テントを購入済みの方や、購入を検討中方には、一読いただき、キャンプ当日に雨が降った時の参考にしてください。
ワンポールテントは雨対策が必要!?
では、なぜワンポールテントは雨に弱いと言われ、雨対策が必要なのでしょうか。
ワンポールテントは設営する手順上、雨が降っている時には不利です。
設営の初めの作業はテント内の床となるグランドシートを敷くことから始まります。
この時に雨が降っていると、グランドシートが雨に濡れてしまいます。
設営した後もテント内部に水たまりがある状況になりますし、シートが濡れないように急いで設営しても、失敗して何回もやり直さないといけないとなると、キャンプ前に疲れてしまいますよね。
設営後は三角錐の形状上、出入口を開けた瞬間に雨がテント内に降り注きます。
また、降ってくる雨だけではなく、テント本体で受けた雨も生地をつたって流れ、出入り口付近の室内になだれ込んできます。
というわけで、ワンポールテントはいくら濡れないように意識をもった行動をとったとしても、濡れないことはなく、ほぼ100%濡れてしまいます。
もし、ゲリラ豪雨に遭遇してしまうと、最悪、身体もテント内部もびしょびしょになる可能性だって秘めています。
楽しみにしていたキャンプが雨のせいで台無しにならないためにも、ワンポールテントの弱点を補う雨対策が必要です。
ワンポールテントにはどんな雨対策があるの!?
雨対策が必要なことは理解できたけど、どんな雨対策をとればいいのでしょうか。
テント設営時の雨対策は正直なところ、『素早く可能な限り雨に濡れないように設営する』ほかありません。
これは雨対策というか、何回も設営して手順に慣れてしまうことがポイントになります。
次に、テント設営が完成した、ワンポールテントの雨対策ってどのような対策ができるのかと言いますと、数は多くなく大きく2つのポイントになります。
前室付き(キャノピー付き)のワンポールテントを購入
1つ目のワンポールテントの雨対策は、『前室付きのテントを購入』することです。
ワンポールテントにも前室付きのタイプも発売しておりますので、雨対策を考えているなら、買わない手はありません。
前室が作れるテントであれば、弱点である出入り口で濡れることは大幅に回避できます。
また、靴の着脱スペースにもなりますので、雨に濡れながら靴を脱いで、靴をテント内に入れる動作もなくなり、ちょっとしたストレス軽減になります。
また、前室付きテントのいいところは、その前室空間にキャンプ用の道具の避難場所にもなります。
わざわざテント内に荷物いれることもないので、テントの中の汚れにくくなります。
雨対策としては、十分に機能をはたしてくれます。
タープとワンポールテントを連結する
2つ目のワンポールテントの雨対策は、『タープとワンポールテントを連結』することです。
前室付きのテントのようなテント付属品での雨対策ではなく、きっちりとタープを張ってしまいましょうという雨対策です。
タープを連結すると、前室付きのテントで上げた雨対策はもちろんのこと、ツールームテントにも匹敵するリビングスペース空間が作れます。
しかも、雨に濡れない屋根のあるスペースが拡大しますので大変おすすめです。
テントとタープを連結するためのアイテムとして、専用の『アダブター』がメーカによって発売しております。
ワンポールテントの頂点にアダブター被せることで、タープと連結が可能になります。
雨対策とて、購入の検討余地はあります。
ただ、タープとテントを連結した場合の弱点は、タープとテント生地の間に少しだけ隙間が出来てしまい、わずかな隙間から雨が浸入することです。
小雨なら我慢できますが、大雨時にはその隙間を防ぎ、濡れたくないと考えるはずですよね。
テントが前室付きであれば、この問題は簡単に解決します。
タープの下で前室を設営ください。そうすれば、隙間から入ってきた雨は、前室の屋根によって防げます。
ワンポールテントは雨対策が必要?【まとめ】
ワンポールテントって、ひときわ目立ちますし、キャンプサイトの華にもなります。
雨対策には、出入り口に屋根をつくることが必要ですが、知ってしまえば、意外と簡単と感じていただけたかと思います。
ワンポールテントの雨対策をしっかり事前に準備して、雨天時のキャンプを、ストレスフリーに楽しんじゃいましょう。