寝室とリビングを確保できるツールームテントは、グループや、ファミリーなど大人数のキャンプでは絶対にかかせないテントになります。
そんなツールームテントにタープを組み合わせて、より広いリビングを作れたら、もっとキャンプが楽しくなると思いませんか。
『そんなことはわかっているけど、メリットやデメリットは?』
『テントにタープを組み合わせるって、初心者にはできないのでは?』
『タープにも複数種類があるけど、どのタープ生地がいいのかわからない』
など、疑問もでてきます。
この記事を読んでいただければ、そんな疑問が解決できます。
キャンプ場で、スマートにツールームテントとタープを組み合わせることで、出来るキャンパーの仲間入りしてみませんか。
ツールームテントとタープを組み合わせる『メリット』と『デメリット』
メリット
ツールームテントとタープを組み合わせる一番のメリットは大空間を作ることです。
もともと広いテントであるツールームテントに、タープを組み合わせると、リビングを拡充することになります。
解放感のある空間を作ることが可能になり、キャンプ中のストレス軽減になります。
リビングが広いってことは、大きなテーブルを設置して、みんなで料理の準備をしたり、お酒を飲みながらキャンプ飯を食べ談笑したりと、ゆとりのある空間でゆったりコミュニケーションがとれます。
また、ツールームテントとタープを組み合わせて設営した場合、雨が降っているときも、濡れない空間が広いので荷物を避難させるスペースできます。
荷物が多いときでも、雨にさらされることはほとんどありません。
リビングとタープ間の移動で濡れる心配もなく、ゆったりと過ごせますので、天気が悪くても、満足のいくキャンプになります。
さらに、雨だけではなく、夏キャンプの日差しが強い日には、タープを組み合わせることで、日影になるエリアを広く確保できるので、日差し避けになるのもメリットです。
デメリット
大きめのギアが一つ増えますので、荷物が多くなってしまいます。
ツールームテント単体でさえ収納している状態で重さがあり、しかも、かさ張ってしまいますが、そこにタープ分の荷物が増えますので、荷物運びが大変になります。
また、組み合わせるための設営に手間がかかってしまいます。
ツールームテントも部品が多く、張り切るまで時間や手間が結構かかりますが、さらにタープの設営が必要になります。
さらに、デメリットなのが、タープはひとりでは設営することがむずかしいという点です。
手慣れたキャンパーであれば、ひとりでスマートに対応できますが、キャンプ初心者や年数回だけのキャンパーは安全のためにも、最低2人以上で設営した方が無難です。
ツールームテントと組み合わせの良いタープってあるの!?
タープの種類ですが、大きく分けて『オープンタープ』と『シェルター』の2種類あります。
オープンタープとは、ロープとポールと生地1枚で屋根を作れるタープのこと。
キャンプ場でもよく見かけるタープで、設営も容易にできます。
シェルターとは、シェル構造のタープのこと。
テントのような形をしており、囲われていつのですが、生地は通気性のよいメッシュなどで構成されているため、風通しもよく、ほどよく開放性もあります。
ツールームテントとタープを組み合わせるタープは、一般的にオープンタープになり、オープンタープ生地の形状も『ヘキサ』、『レクタ』、『スクエア』、『ウィング』とあります。
キャンプ初心者でも比較的あつかいやすく、設営しやすいタープ形状は『ヘキサ』になります。
ツールームテントとの組み合わせでタープ種類を迷った場合は、ヘキサタープの購入を検討すれば、大きな失敗はしません。
ツールルームテントとタープとの組み合わせ方法って
ツールームテントとタープの組み合わせ方法は、キャンパーの実力によりさまざまな張り方ができ、無数にあるといってもいいくらいです。
ここでは、基本となる定番の張り方である『小川張り』を紹介いたします。
『小川張り』にはヘキサタープを使用します。
ヘキサタープは2本のポールとロープで設営できる特徴があります。
まず、タープの設営位置が決まったら、2本あるメインポールの片方を、ツールームテントの後ろに立て、ロープを頑丈に結び付けたカラナビフックをポールの先に引っ掛けます。
あとは残った固定箇所をロープ引っ張りペグダウンして完成。ヘキサタープの中にテントを入れ込んだ形状になります。
ツールームテントとタープを組み合わせる!【まとめ】
タープを使い、ツールームテントと組み合わせれば、リビングを広くなりさまざまなメリットがあります。
タープを設営するのに、少しの手間と人手が必要になりますが、設営後の快適さを考えれば、チャレンジしてください。
ツールームテントとタープの特徴を理解し、設営に慣れてくれば、キャンプ場のいろいろな状況の下で、さまざまな組み合わせのバリエーションが思いついてくるはずです。
そうなるとキャンプの奥深さがよりわかり、今まで以上にキャンプを楽しめますよ。