タープの下でバーベキューを行う行為は決して珍しい光景ではありません。
ただ、いざ自分たちで挑戦しようとした際にはふと疑問に思う事があるのではないでしょうか?
「火が爆ぜてタープに穴が空かないかなぁ・・・?」
この疑問はごもっともです。
天候の変化に左右されずに安全かつ楽しくバーベキューを楽しむことができるため、多くのアウトドア愛好家がタープの利用を選んでいます。
この記事では、タープの選び方から設置、必要なアクセサリー、そして安全に楽しむためのポイントまで、初心者でも簡単にフォローできるように詳しく解説します。
結論として、タープの下でのバーベキューは計画的に行うことで、どんな天気の日でも快適にアウトドアの料理を楽しむことができるのです。
タープの下でバーベキューを行う基本
バーベキューはアウトドアでの楽しみのひとつですが、天候に左右されることなく安全かつ快適に楽しむためには、タープの下で行うのがおすすめです。
タープは雨や強い日差しから保護してくれるため、予期せぬ天気の変化にも対応できます。
タープ選びはバーベキューの成功に欠かせない要素の一つです。
また冒頭文でも書いたようにタープの下でバーベキューをする際に最も注意が必要なのが、焚き火の火が爆ぜてタープに穴が空いてしまうリスクです。
そのリスクを下げるためにタープの材質については、TC素材等の耐火性の高い素材を選ぶことが望ましいです。
難燃性のTC素材とは?
TC素材は、ポリエステルとコットンを混ぜ合わせた混紡生地で、両素材の特性が融合しています。
この特性の中で、難燃性に関してはコットンの存在が重要な役割を果たしています。
コットンは自然素材で、ポリエステルなどの化学繊維に比べると火に対しての耐性が高い性質を持っています。
火にさらされた場合、コットンはポリエステルのように溶けるのではなく、焦げるような反応を示すため、素材全体が燃え広がるのをある程度抑えることができます。
テントやタープなどにTC素材が使われていると、火の粉が飛んでも生地がすぐに燃え広がらないため、より安心して焚き火などを楽しめるという利点があります。
ただし、完全な「防炎加工」とは異なり、あくまで火に対する耐性があるという意味ですので、火気に近づけないよう配慮が必要です。
またTC素材は防水性に優れているわけではありません。
パラパラの小雨程度でしたら問題ないでしょうが、大雨は耐えきれない可能性があるので要注意です。
雨天時は防水性の高いタープを使用!また薪ではなく炭火を使う
難燃性という意味ではTC素材が一般的ですが前述したように防水性は高くありません。
そのため雨天時にバーベキューをする際は防水性の高いタープを利用しましょう。
またその場合は、バーベキューの燃料は薪は使わず炭火にしておきましょう。
燃料として炭の方が薪に比べて火の粉が少ないため、タープに穴が開くリスクを軽減できます。
タープ設置
タープの正しい張り方と固定方法
タープを張る際には、まず適切な場所を選びます。
平坦で乾燥した場所を選ぶことが理想的で、木々の間や自然に支えられる場所を利用すると良いでしょう。
タープの四隅をしっかりとペグで固定し、風が吹いても飛ばされないようにするためには、各ペグを地面に対して45度の角度で打ち込むのが効果的です。
ロープやガイラインコードを使用して、タープを高い位置から引っ張ることで、水はけと安定性を向上させることができます。
必要なツールとアクセサリー
タープ設置にはいくつかの必需品があります。
ペグ、ハンマー、ロープ、ガイラインアジャスターは必ず準備しておくべきです。
また、予備のペグや修理キットもあると便利です。
タープを設置する際には、これらのツールを使ってしっかりと固定し、どんな天候でも安心できる環境を作り出すことが重要です。
火の扱いと安全距離の確保
火を扱う際は、常に周囲との適切な距離を保ちましょう。
タープの材質によっては熱に弱いものもあるため、火源からタープまでの安全距離を十分にとることが必要です。
また、火を使う際は、消火器や水の入ったバケツを常備するなど、万が一の火災に備えた準備も行います。
子供やペットが近づかないように特に注意し、常に大人が監視しましょう。
天候による影響と対策
タープの下でバーベキューをする場合、突然の天候の変化に対応する必要があります。
強風や急な雨が予想される場合は、事前に天気予報を確認し、必要に応じてタープの位置を調整するか、強化することが大切です。
特に風が強い日には、タープが飛ばされないように追加の固定を施すか、使用を避けるべきです。
これらの注意点を徹底することで、バーベキューの安全性を高めることができます。
タープの下で役立つバーベキュー用品とギア
タープの下でバーベキューをする際には、特に以下のギアが有効です。
・ポータブルグリル: コンパクトで移動が容易なため、場所を取らずに設置できます。
・防水マット: 地面の湿気から食材や器具を守るために役立ちます。
・LEDランタン: 夜間のバーベキューでも明るく照らすことができ、雰囲気作りにも最適です。
これらのギアは、タープの下でのバーベキュー体験を向上させるために特に重要です。
これらの装備を整えることで、どんな天候の中でもバーベキューを楽しむことが可能になります。
タープの下でバーベキューできる?【まとめ】
タープの下でのバーベキューは、天候に左右されずにアウトドアでの料理を楽しむ素晴らしい方法です。
今回は、タープの選び方から設置方法、必要なアクセサリー、安全に楽しむための注意点に至るまで、詳細にわたって解説しました。
適切な準備と注意をすれば、初心者であっても安全かつ快適にバーベキューを楽しむことが可能です。
また、推奨されるアクセサリーやグッズを活用することで、さらに楽しいバーベキュー体験を実現することができます。
最適なタープを選び今回の内容を活かし、自然の中でのバーベキューを存分にお楽しみください。